幼い頃から毎年お祝いをして慣れ親しんできた母の日ですが、実は日本だけの文化ではなく、世界各国にも母の日の風習があります。
「感謝の気持ちを表す日」という意味では共通ですが、国ごとで母の日の時期や風習は日本と少し変わっています。ここでは国別に海外での母の日の祝い方をご紹介します。
各国のお祝い事情
韓国
韓国では「父母の日（オボイナル）」といって、お母さんとお父さん、両親へ感謝の気持ちを表します。日本の母の日は毎年日付が変わりますが、韓国の父母の日は5月8日と決まっているのが特徴。お花はカーネーションを贈るのが一般的です。
イタリア
イタリアの母の日は、日本と同じ5月の第2日曜日。大きな広場ではアザレアの花の鉢植えが販売されており、その収益の一部をがん研究のために使われるイベントも開催されています。そのことから、アザレアの花をお母さんにプレゼントするのが定番となっています。
フランス
フランスでは「フェト・デ・メール（母親の祭日）」という名称で呼ばれていて、5月の最終日曜日を母の日としています。渡すプレゼントに定番はなく、お母さんが好きなもの、お母さんが喜んでくれるものを贈ります。
世界の母の日 時期・日付一覧
- 2月2月 第2日曜日ノルウェー
- 2月ユダヤ暦Shevat30日（通例2月）イスラエル
- 3月3月3日ジョージア
- 3月8日ラオス、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、スロベニア、北マケドニア、アルバニア、ブルガリア
- 3月21日（春分）バーレーン、エジプト、レバノン、シリア、パレスチナ、ヨルダン、クウェート、アラブ首長国連邦、イエメン、オマーン、サウジアラビア、カタール、リビア、モロッコ
- 四旬節の第4日曜日（3月21日～4月24日の間）イギリス、アイルランド
- 4月4月7日アルメニア
- 5月5月 第1日曜日ハンガリー、リトアニア、ポルトガル、スペイン、ルーマニア、南アフリカ共和国
- 5月8日アルバニア（両親の日）、韓国（両親の日）
- 5月 第2日曜日日本、アメリカ合衆国、オーストリア、カナダ、香港、台湾、オーストラリア、オランダ、ドイツ、イタリア、南アフリカ共和国、シンガポール、ニュージーランド、ペルー、フィリピン、ベルギー、ブラジル、チリ、コロンビア、キューバ、デンマーク、エクアドル、プエルトリコ、スイス、チェコ、リヒテンシュタイン、ウルグアイ、中国、ウクライナ、マレーシア、ボツワナ
- 5月10日メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ
- 5月15日パラグアイ
- 5月26日ポーランド
- 5月30日ニカラグア
- 5月 最終日曜日アルジェリア、フランス、ハイチ、スウェーデン、チュニジア、ドミニカ共和国
- 8月8月12日タイ（シリキット王妃誕生日）
- 8月15日コスタリカ
- 10月10月 第3日曜日アルゼンチン
- 11月11月16日北朝鮮
- 11月 最終日曜日ロシア
- 12月12月22日
アンナ
日本と同じ5月の第2日曜日が圧倒的ですが、こうして見ると国や地域でこんなにも違うものなんですねー
母を想う気持ちは万国共通！
ここでは紹介しきれなかった国もあるため、実際にはもっとたくさんの国で母の日をお祝いしています。やはりお母さんを想う気持ちは同じなんですね。
年に一度、世界中のお母さんが笑顔になる日。普段はちょっと照れくさいかもしれませんが、母の日だけはいつもお世話になっているお母さんに、ぜひ感謝の気持ちを伝えましょう！
